日光浴の効用
- 骨の健康維持に役立つ
紫外線を浴びると、皮膚においてビタミンDが合成されます。ビタミンD
は小腸でカルシウムの吸収を促進し、正常な骨の発育に関わる栄養素です。そのため、日光浴をして適度に紫外線を浴びることは、骨の健康を維持するのに役立ちます。
なお、ビタミンDは魚介類(サケ、サンマやアジ、サバなど)やきのこ類(マイタケ、ほしシイタケ、エリンギなど)に多く含まれており、食事からの摂取も可能ですし、サプリメントから摂ることもできます。大塚製薬のネイチャーメイドスーパービタミンD(1000I.U.)90粒90日分は 1粒で1日分の ビタミンDの必要量が摂れます。価格も1粒8円と非常に安くつきます。
- 精神が安定する
日光浴をすると、脳内でセロトニンという神経伝達物質を分泌するセロトニン神経が活性化されます。セロトニンは精神の安定に関わっており、幸せホルモンとよばれることもあります。ストレスに対処したり、メンタル面の不調を防いだりするのに役立ちます。
また、セロトニン神経は、適度な運動によっても活性化されます。日光を浴びながら、ウオーキングやサイクリングをするのがおすすめです。
- 体内時計をリセットする。
朝の光には、体内時計を24時間に調整する作用があります。起床直後にカーテンを開け、自然の光を屋内に取り込むことが重要です。
また、日中に日光を浴びることにより、睡眠作用を持つホルモンであるメラトニンの分泌量が、夜間に増えることが明らかになっています。夜に自然な眠りにつくためにも、日光浴は大切です。
そもそも日本人のおよそ半数が欠乏状態と推計されています。コロナウイルスのパンデミックで屋内に籠りがちな昨今、家の軒先などで1日15分~20分、顔や両腕を出して、日光浴をすると効果的です。
皆さんの健康増進に役立つと幸いです。